母は選挙カーに乗ります
4月の半ばから、一週間ほど選挙の手伝いでずっと選挙カーに乗った。
黄色いジャンバーに白い手袋をして車の中から一生懸命に手を振った。
4人の息子を育て、ベビーカーに子供を乗せていた、
専業主婦だった私がなぜ、選挙カーに。
答えはかんたん
のびのびと子供を産み育て母親が安心して、
仕事が出来るそんな街であってほしいから。
私は4人の息子の子育てと仕事の両立など無理だった。
今のように保育園にみんな、預ける時代るでもなく、家で子供を世話をし、
24時間365日一緒にいた。
その事に後悔はしていない。
何よりも、子供の頃、なりたかったお母さんになれたから幸せだった。
でも、今からの時代、女性は仕事してキャリアを積み、結婚し、子供を産み、子育てし、何ひとつ、諦めてほしくない。
そして、子育て中のお母さんがもっと、周りの人から手助けされ、何の不安もなく、仕事と子育てを両立してほしい。
いつでも保育園に預けられ、産休も父親も母親も、当然、何かしら、援助をうけられるように、もっと、なってほしい。
ただただ、私は赤ちゃん連れたお母さんがたくさん、笑顔でいられる、子供の元気な声が、公園から響いてくる、そんな街であってほしい、それを望むだけだ。
子どもは社会の子、大事な未来の宝物なのだから。